いとのモンスト雑記

モンストのことをいろいろ。

【モンスト】新轟絶『ドケソコトリ』に関する考察

はじめに

轟絶ってイラスト凄くいいですよねってことで、元ネタ紹介ではなく真面目な考察回です。それではどうぞ。

 

本編

名前

まずは名前について。「ドケソコトリ」と聞いて、真っ先に思い付いたのは小林一茶の有名な俳句、「雀の子 そこのけそこのけ お馬が通る」でした。一茶の句は、馬が通るから雀よどいてくれという意味ですよね。ドケソコトリも「鳥よそこをどけ」的な意味になります。

ここで、キャラ絵を見てみると…

半人半馬のケンタウロスのような見た目で「」要素がありますよね。つまり、命名するうえで少なからず意識はしたと思います。

 

もう一つ、考えすぎかも知れませんが「X(旧Twitter」も関係があるかもしれないなぁと思いました。Twitter(鳥)をどかして、新しくXがやってきましたよね。アイコンも青から黒へ。降臨した轟絶の順番は、ハナレコグニ(水)→ドケソコトリ(闇)。少し無理やりですかね笑。ちなみに、Xといえばイーロン・マスクですが、今回のドケソコトリのイラストは顔が隠れてますよね、まるでマスク(覆面)をつけてるみたい…。

でも、目みたいなのと耳が出てるじゃないかとなるわけですが、マスク(感染予防の方)をつけてても出る顔の部位って、目と耳ですよね…。

中国とのつながり

さて、暴走を止めてそれ以外の点も見ていきます。まず、思うのが服装ですよね、明らかに中国っぽい。赤を基調として、袖の部分が広くなっています。そして、極めつけは所々に模様付けされている「雷紋」です。

こちらが、雷紋です。よくラーメンのお椀に使われてますよね。

当然、この模様は中国由来のもので、ドケソコトリの服装とも合致しますよね。

というわけで、次は中国とドケソコトリの関係を考察します。

ドケソコトリの公式キャラ設定によると、善人の心にある僅かな悪心を開いて、悪事を働かせ、それを逮捕する、というのがドケソコトリが社会貢献欲を満たす一連の流れです。要は、善人を悪人に仕立て上げて逮捕するわけです。

これが、実は中国がやっていたことと似通っていて、ここ数年はあまり聞かないですが、中国は日本人を「スパイ」だと断定し逮捕して拘束するということを長らくやっていました。ドケソコトリがやっている悪事をかぶせて逮捕するということと、似ていますよね。

 

ここまでの内容の合わせ技で、少しこじつけをかまします。

イーロン・マスク氏が5月末に中国を電撃訪問したそうで、そこで食べたメニューの表紙がSNSに投稿されました。それが、こちら。

「馬」がうつってますよね。そして書いてある単語「一馬当先」は中国で使われる表現で「率先して事を行う」という意味があるそう。率先して社会貢献をしようとするドケソコトリはまさに「一馬当先」ですよね。

以上、こじつけでした。

 

馬要素

ここからは、「馬」をもう少し深掘り。「馬」がつく、ことわざ・慣用表現で「馬子にも衣装」というものがあり、意味は「見た目が立派だからと言って、中身がそれに伴っているものではない」。一見、やっていることは立派に見えるドケソコトリをよく表していますよね。そして、イラストを見ると…

衣装を着てますよね。しかし、上半身だけです。そこで次に考えられるのが「馬脚を露す」。意味は「隠していたことが明らかになる」です。まさに、モンストディクショナリーの公式説明文で悪事が明らかになったドケソコトリですよね(こじつけ)。

 

エスト名

次に、クエスト名を見ていきましょう

エスト名は「啓なる条理」。バナーの隅には共通マークもあります。

まず「」の意味には「閉じたものを開ける」という意味があります。これは、ドケソコトリをよく表してますよね。

そして「条理」の意味は「物事の道理」のほかに、法律用語で裁判官が法律等に記載がない罪を裁く際に裁判官自らが道理に基づいて判決を下すことも意味します。条理に関してはあまり上手くつながりませんが、強いて言うなら、ドケソコトリが行うことは、ドケソコトリの思う道理では社会貢献につながっているという感じでしょうか。

まぁ「啓なる条理」のセットで何かを表しているというわけではなさそうです。

 

二つ名

「世界を廉潔する者」となっていて、「廉潔」の意味は「心が清く、私欲がないこと」なので、ドケソコトリとは真逆ですよね笑。それと、「繋留者シリーズ」を意識して「連結」と同音にして言葉遊びをしてるんだと思います。

 

テーマ

続いてはテーマについて。繋留者シリーズの共通マークはもちろんありました。

そして、イラストで着目すべきポイントがここ。

この結び方は「連続あわじ結び」というものです。「あわじ結び」は一度結ぶとほどくのが難しい”結びきり”の一種で、結婚祝いなどで用いられるそうです。

また、あわじ結びの名前の由来は淡路の渦潮なので、手錠から出てる渦はこれを意識してそうです。

つまり、何が言いたいかというと、今回の繋留者シリーズのテーマは「結婚」だと思われます。前回のハナレコグニの白無垢の時点では冠婚葬祭なども考えられましたが、今回のドケソコトリで確定しましたかね。

また、ドケソコトリの手首にまかれている赤い縄ですが、「赤縄(せきじょう)」という単語があり、唐の時代の『雑弦怪録』にある故事から、夫婦の縁のことを指すそうです。

「結婚」がテーマなのは明らかとして、もう一つ考えられるテーマが「」です。

ハナレコグニ→「離れ小国」→日本

と合わせて今回の ドケソコトリ→中国 も当てはまりそうなんですよね。これに関しては次の轟絶がくるまで分かりませんね。

 

もう一つ、テーマ(?)として触れておきたいのが「マズローの欲求階層説」。

簡単に言うと、人間の欲求は5段階に分類でき、下の欲求が達成されたら上の欲求に移っていくという感じです。ハナレコグニが下から4番目の「承認欲求」にあたります。ドケソコトリは社会貢献欲求と明記されているので、下から3番目の「社会的欲求(所属と愛の欲求)」にあたると思われます。社会的欲求は、集団に認められたい等の欲求です。

名前にも「ハナレコグニ(recognize:認める)」、「ドケソコト(social contribution:社会貢献)」と、欲求に関する英語が隠されてます。

 

ただし、マズローの欲求階層説を語る上で少し疑問なのは降臨の順番です。普通に下の欲求から上がっていったほうが綺麗ですが、わざわざ「自己実現欲求」を飛ばす感じで、次の轟絶が「安全の欲求」になる場合は、最後に降臨するであろう「自己実現欲求」の轟絶が一番難しそうですね。

 

あと、余談ですが降臨の順番は分断者シリーズの逆をたどっているので、次は木属性ですかね。

 

おわりに

こんな感じで轟絶考察をするのは初めてでしたが色々調べると面白いですね。加筆修正もしていくかもです。それでは、良きモンストライフを~。